「雀のたまご」たくさんあるけど、冨士屋製菓、大阪屋の違いは?「味ごのみ」や「おのろけ豆」に入っているものはちがうのか。

似てる商品

雀のたまご・・・。時々耳にするお菓子ですね。赤茶色で醤油味、中にナッツが入っている、というイメージですね。調べるといろいろわかってきました。

ネットの情報ですが、元々は大阪にある「冨士屋製菓」が元祖で、そこで修業した人たちがいろんな場所で製造したようですね。雀(すずめ)のたまご(卵・玉子)という風に漢字が異なるなるものの、いろんな商品が存在しているようです。
https://www.sankei.com/article/20211025-QKRXZVCU55LHBFVMNBY4A4D6HQ/

まずは冨士屋製菓(大阪)ですね。ここが元祖かと思われます。原材料を見ると他よりも種類が少なく、シンプルな味ということが想像できますね。ネットでも販売しています(豆楽屋という公式サイトですね)
”雀の卵子”や豆菓子の元祖!?大阪にある冨士屋製菓本舗の直売所に行ってみた。アクセスは悪いが平日ならいつでも買うことができる。

この商品はふるさと納税でも購入できますね。

原材料は似ていますが、冨士屋製菓が一番シンプルですね。基本は小麦粉と寒梅粉なんでしょうか。

これは駄菓子として見かけますね。「雀の学校、雀の卵」という名称です。鹿児島にある「大阪屋製菓」で製造しています。鹿児島なのに大阪製菓・・・。前述の冨士屋製菓で修業した人が鹿児島で始めたんでしょうか。

こちらは百貨店の地方銘品コーナーで購入しました。ひらがなで「すずめのたまご」ですね。岩田コーポレーションという会社で製造しています。

こちらはアマゾンで購入しました。黒田屋というところですね。意外と九州が多い?アマゾンで検索すると上位に出てきましたね。

製造商品名所在地ナッツ原産地備考
富士屋製菓本舗雀の玉子大阪アメリカ
大阪屋本舗雀の卵鹿児島ブラジル
岩田コーポレーションすずめのたまご熊本アルゼンチン・ブラジル
黒田屋すずめのたまご佐賀アメリカ

今回比較する、ものを表にするとこのようになります。豆は国内産はないですね。コストの問題でしょうか。

他にはすずめのたまごと唄っていないもが見た目に近いものや、それが入っていそうなものをそろえました。右の2点はダイソーで、すずのたまごっぽいですが、友口の「カリッとしょうゆ味のピリコロ」。小林製菓の「おのろけ豆」ですね。おのろけ豆って何か聞きますね。左は大手のつまみ系ですね。ブルボンの「味ごのみ」、でん六の「海味鮮」ですね。これらもすずめのたまごのようなものが入っています。

とりあえず、「すずめのたまご」となっているもの4種をみていきましょう。くまもんがステキです。

富士屋製菓は見た目は茶色で他のもののように赤っぽさはないですね。カラは厚くて硬い。歯ごたえが結構ありますね。味は上品なのか、薄めのお味です。富士屋製菓は全体的にそういう傾向がありますね。上品とも言えますが、他とは少し違う、昔からの味ということでしょうか。原材料も他と違い、いろいろ入っておらず、素朴な味ということでしょうか。

大阪屋製菓は鮮やな赤で光沢があります。水あめが繋かっているのか、手で触ると少し貼りつく感じです。外側は富士屋よりも薄く、硬め、カリッと割れる感じですね。ただ、味は薄めで全体的に富士屋製菓に寄っている感じですね。やや濃くてややカリっとしているという感じです。

岩田は大阪屋は色はそっくりですね。食感も似ているものの、カラは更にカリッとしています。醤油の味は濃い目ですね。

黒田屋は味濃いめです。外が、ぶ厚く、かつカリッとしていて、イカピーのような食感ですね。一番サクサク、カリカリ食べることができます。こちらも味は濃い目です。なんでしょう、なんぼでも食べることができる味ですね。

製造商品名所在地食感濃さ備考
富士屋製菓本舗雀の玉子大阪硬い薄い
大阪屋本舗雀の卵鹿児島カリッと濃くはない
岩田コーポレーションすずめのたまご熊本かなりカリッと濃い
黒田屋すずめのたまご佐賀サクサク濃い

簡単にまとめるとこういう印象でしょうか。冨士屋製菓は元祖というだけあって、懐かしい上品な味ですが、やや固めで、こどもがガツガツ食べたり、おつまみにはあまり向かないですかね。

次は、「すずめのたまご」ではないものの見た目に似た商品ですね。

友口(ピリコロ)は醤油という感じ、THE醤油という感じです。食感はカリッとしていてピリ辛というまでではない濃い醤油塩味という味。七味のような辛さはないですね。

ブルボン(味ごのみ)は一番サクサク、黒田コーポレーションに似ていますね。かなりサクサクして、味も濃いです。ツマミです。

カニ味ということで、磯の香りとカニの風味がありますね。食感はサクサクで軽快な食べ心地。

固めですね。そして辛い。これが一番舌に来る辛さがありますね。

すずめのたまごは4種類とも味に一貫性がありましたが、それ以外はちょっと個性が出ているというかおつまみ寄りですね(当たり前かもですが)

としては以下の通りです。
・すずめのたまごは、ピーナッツが入った醤油味の豆がし、冨士屋製菓が元祖
冨士屋製菓は固めで素朴な味、他3種はやや濃く、サクサク
・似たようなお菓子も多く、どれもだいたいおいしい。