ミレービスケット(ミレーフライ)は6社以上で製造している。野村煎豆は硬め。他も個性があるので、食べ比べてみた。

2023年5月28日似てる商品

ミレービスケット(ミレーフライ)は昔から東海や四国では定番らしいですね。最近はダイソーやドラッグストアでも見かけるお菓子になりなりました。実は複数のメーカーが製造しているということで、足を使って各メーカーを買い集めてみました。

ちなみに、ミレービスケットはこのパッケージが有名かと思います。濃い青の色に、かわいいキャラクター。最大手?の野村煎豆加工(高知県)さんが、製造販売しているシリーズですね。だれでも一度は見たことがあるのではないかと思います。なんでもこのキャラはアンパンマンの作者「やなせたかし先生」が書いたらしいです。ほほぉー。

ちなみにWikipedia先生にも情報は載っております。まとめると、もともと明治製菓が販売していたが、今は生地の製造を三ツ矢製菓が引き継ぎ、別の6社が加工(味付け+フライ?)して販売しています。基本は東海地方に多いですが、高知の野村煎豆加工のが最も有名かと思います。

そして、それぞれ紹介していきましょう。まずはすべての基本となる三ツ矢製菓ですね。上記の通り明治製菓の依頼を受けて生地を製造、販売しています。三ツ矢製菓自体はクッキーを製造しているので、自社でも加工・販売しているということでしょう。うすしお味ですね。「油で揚げた、軽い塩味のビスケット」と書いています。なんていうか、シンプル故に強いという佇まいです。

そして、これは平野製菓ですね。ここは少量の個包で販売している印象ですね。これはイオンにある駄菓子屋さんで30円だったと思います。

そしてこれは「渡由製菓」ですね。カタカナ表記のこともあります。上の写真はヨドバシで購入しましたが、ちょっとマニアック目なスーパーでPBとしても渡由製菓のミレーを見たことがあります。

伊藤製菓ですね。オリジナルのものもあると思いますが、こちらはヨドバシで買いました。このキャラクターのシリーズはお高めのスーパーで見かけますね。ちょっとお高め、健康思考なシリーズのようで自然派食品店でも見かけたことがありますね。国内産小麦粉使用というのを全面に出していますね。

これはスギ薬局で購入しました菊花堂製です。こちらもオリジナルはあるんでしょう。スーパーのPBは菊花堂が多いような印象です。

こちらは東海農産製ですね。トーノーというブランドで販売していますね。ここはオリジナルですが、ミレーの名前は使っていませんね。この袋タイプやミニバケツで展開していますね。

そして、これが定番であろう野村煎豆加工、ミレービスケットですね。高知県では定番だったようですが、数年前から急に見るようになりました。これには表示されていませんが、ミレーちゃんというかわいらしいキャラと、まじめなおかしというパワーワード、そして目を見張る青と赤のコントラスト、そして天日塩使用。なかなかの存在感ですね。

と紹介しました通り、Wkipediaにあった、現在製造(正確には三ツ屋製菓がビスケット生地を販売)している6社を見ていこうと思います。

ちなみにどれも基本は素朴な感じを全面に出していますね。

製造(所在地)商品名特徴?備考
三ツ矢製菓(愛知県)ミレービスケットうすしお味ビスケット界の大御所、生地の製造
平野製菓(愛知県)ミレービスケットサクサク軽く香ばしい小袋が多い、駄菓子屋向け?
渡由製菓(愛知県)ミレーフライ
伊藤製菓(愛知県)ミレービスケット国内産小麦粉使用
菊花堂(岐阜県)ミレーフライほんのり塩味PB等でよく見かける。
東海農産(静岡県)炭焼き風フライビスケット国内産小麦粉、素朴なおいしさトーノーというブランドで販売、ミレーを唄っていない?
野村煎豆加工店(高知市)ミレービスケットまじめなおかしミレーで有名な会社

メーカーを一覧にして、個人的な認識をまとめてみました。しかしながら。大阪在住で普段見るのは野村煎豆加工のみという感じです。

では、開封の儀を執り行います。

見た目ははほぼ差はありません。ちょっと色味が違うとかはありますが、袋の中でもバラツキがあったりするので、なかなか断定は難しいですね。実際食べてみると、非常に似ています。当たり前ですが。基本は塩味と旨味、甘さがちょっとずつ違うかなという感じです。

平野製菓はやや湿ったような食感ですね。たまたまなのかわかりませんが。塩味は一番濃いですね。この辺は駄菓子屋向けというのがあるかもしれません。

渡由製菓、伊藤製菓はそれほど塩味がなく、素材の淡白な味という印象です。伊藤製菓の方がやや甘く、サクサクしているように思いますが。

菊花堂と東海農産はやや油っけがあって、うまみも感じます。菊花堂はまぁまぁ濃いめで、東海農産はやや硬いですね。

最後に野村煎豆加工は一番固いです。しかし、塩はそれほどでもなく、うまみというか滋味というかそれが強いですね。

製造塩味甘み旨味硬さ原材料(特徴的なもの)補足
平野製菓(愛知県)3121やや湿ったような
渡由製菓(愛知県)1212乳化剤
伊藤製菓(愛知県)1121なたね油、パーム油
菊花堂(岐阜県)2232少し香ばしい
東海農産(静岡県)1222膨らし粉少し香ばしい
野村煎豆加工店(高知市)2233一番固い

とりあえず、自分が感じ印象をまとめました。最初食べたときは差はないように感じられましたが、微妙な差は存在します。ただし、同じ袋の中でも、ちょっと固さや味付けに当然、バラツキがあるので、なかなか判断が難しいです。こういう焼き菓子というか、クッキーやせんべいのような焼き菓子に言えることですが、製造時期(購入時期や賞味期限に近いかどうか)で少しずつ変わってくるのではないかと思います。あくまでも今回たべたものでは上記のような印象です。

やはり特徴的なのは野村煎豆加工で間違いなく固いですね。前からおもっていましたが、もう少しサクッとした方が好みですね。東海農産と菊花堂は燻したような臭いがあり、味も濃いようにおもいますので、個人的には好きですね。

そして、製造しているであろう6社以外の製品をみていきます。


とりあえず生地を製造している三ツ矢製菓と他、2種類を入手できました。

特徴的なのはこれですね。デザイン的には野村煎豆加工製にみえますね。そして、隣には謎のキャラクターがかかれた芋ケンピがおります。スーパーの万代(関西系)で購入しました。ドンキの地方土産コーナーでもみかけました。

こちらは「アミノエース」加工者となっていますね。アミノエースは地元の企業が集まってできた会社のようです。野村煎豆加工も関連しているようですが、ミレーの製造自体がどうなのかは謎ですね。ただし、今までの傾向を見ると会社が違えば油が違ったり、原材料が同じでも表現が違ったりします。住所もほぼ近くなので、野村で作ったと考えていいように思います。

これはサンコー製ですね。商社だと思うので、東海地方のどこかに製造を委託しているのかと思います。

原材料は特殊なのか、表記が詳細なのかは不明ですが、製造している6社の原材料とは違うものが入っていますね。

販売がサンコーという会社ですね。販売とかいているので、どこかから購入していると思います。電話すれば教えてくれそうですが。

三ツ矢製菓はサクサク目で甘いですね、思い込みかもですが、バランスがいいように感じます。サンコーはサクサク目で甘い、しお味も結構ありますね。アミノエースは硬めで野村と一緒かなと思いますね

製造塩味甘み旨味硬さ原材料(特徴的なもの)補足
三ツ矢製菓(愛知県)3322サクサク
サンコー(愛知県)2222こめ油、パーム油
アミノフーズ(高知市)1123

しかし、食べてみると当たり前ながら、ほとんど差はは見られませんね。先に述べたようにいろんな要素が絡んでおり、これは差や特徴と言えるんのか、という迷いがありますね(元の生地が同じなんで当然といえば、当然ですが)なんというか、今までで一番、比較するのが難しいです。

結論としては以下の通りです。
・元の生地が同じため、違いがわかりにくい。
その中でも、固さや味の濃さは違いがあり、有名な野村煎豆加工は固めではないか。

・どれもおいしい、違いは微妙なんで、大きなハズレはないと思い


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