モロッコヨーグルに似たお菓子は何が違う?味に種類があって、内容量も多いが、モロッコ独特のサクッとふわっと感が足らない。
モロッコヨーグル、子供時代から好きでした。独特の甘酸っぱさとフワッとした食感が癖になりますね。また小さな木のへらで少しずつ食べるのも楽しいですね。値上がりして、20~30円くらいで販売されていますね。
ちなみに、なぜモロッコかとか象の意味は有名な話なので、ここでは割愛します。なお、フタに色が付いていますが、味が同じということも、一般常識レベルですね。ちなみに製造はサンヨー製菓という大阪の会社です。こちらを元祖モロッコと呼びましょう。
こちらがダイケン製菓の似ているやつです。こちらはフタの色ごとに味がことなります。ピンクのフラワーヨーグル、青はソーダヨーグル、オレンジヨーグルクィーン、グレープスカッシュになります。こちらはダイケンモロッコとします。
ちなみにぱっと見はわかりづらいですが、容器の形状が異なっています。元祖モロッコヨーグルは象の足のような形ですが、ダイケンの方は樽のような形状ですね。
外から見てもわかる違いとしては、ダイケンの方は、「容器が大きい」「フタがビニールでしっかり閉まっている」「賞味期限の記載がある」というところです。正直なところ、ダイケンは後発な分、元祖モロッコヨーグルの弱点を押さえており、高度な企業戦略が垣間見えます。
製品名 | 製造 | 内容量(g) | カロリー(Kcal) | 参考価格(円) | 備考 |
モロッコヨーグル | サンヨー食品 | 4g | 25kcal | 植物油脂(マレーシア)、砂糖、ブドウ糖、食塩、酸味料、甘味料、香料 | |
フラワーヨーグル | ダイケン製菓 | 6.8g | 69kcal | ショートニング(国産)、砂糖、コーンスターチ、ブドウ糖、酸味料、香料、甘味料、乳化剤、酸化防止剤 |
ラベルからわかる内容を表にするとこのようになります。こうしてみると後発のフラワーヨーグルの方が、量が多いだけでなく、原材料でも国産を使うなど、全方位で後発の優位性をだそうしている感じですね。あまり専門的なことはわかりませんが、ショートニングと植物油脂は同じかなと思っています。当然ですが、牛乳からできる生クリームではなく、油脂ベースでそこに砂糖を加えている感じですね。
では、ご開帳です。
御開帳の前に思い出しましたが、モロッコヨーグルって、他のお菓子のクリームに似ているんでは?という疑問もあったので、見ていきます。例えばコロンの中身とかゴーフルのクリームとかさぁ。
見た感じはちょっと違いますね。充電は元祖モロッコの方が綺麗ですね。とりあえず木ヘラで頑張って掻き出してみましょう。
これが大体1つぶんの量ですね。フラワーの方倍くらいあるように見えますね。空気を含んでいるのもあるかもしれません。
モロッコヨーグルはうまいですね。酸味があって、その後に適度な甘みがきます。子供の頃って、酸味ってヨーグルトとか酢の物とかで体験すると思いますが、なんというかそれらってキツイんですよね。モロッコヨーグルは本当に適度でほのかな甘みが絶妙です。また、口の中でふわっととろける食感が心地よいですね、最後に少し砂糖の粒のような味もして、そのおかげかあまり油っぽさを感じないんですね。
フラワーヨーグルはモロッコに比べるとやや硬めの食感で、フワっとした舌触りはそれほどではありませんね。そのためか舌に残る感じがあって、やや油っぽい後味になります。また、酸味はほとんどなく、甘さも控えめ印象です。どうしてもモロッコと比較してしまうと、味がぼやけている印象ですね。単純にモロッコに劣るというわけでなく、敬意を払いつつもオリジナリティを求めた結果かと勝手に思っています。いろんなお菓子を比較してきましたが、これほど差別化を意識したお菓子もレアなので、考えられている感はありますね。
コロンのクリームは別物ですね。なんというかドッシリ重く、固めです。クリームは香ばしいですが、総合するとフラワーヨーグルに似ています。
ゴーフルはクリームだけ食べると、すごく甘いです。なんというか人口甘味料の甘さですね。一番あっさりしてそうに見えて、一番甘いです。これだけで大量に食べれるというのは無理ですね。
結論としては以下の通りです。
・後発のダイケン製は、高度な企業戦略の元製造されており、モロッコの弱点をうまく突いている。
・しかし、味や食感では元祖のモロッコヨーグルに軍杯が上がる、特に酸味、食感はオンリーワン
・というわけで、懐かしむならモロッコ、そういう系でいいならダイケンの方が味の種類が多く、楽しみはある。